ファッションアドバイザーのかずやんCOOです。
今回は、働く女性のオフィスコーデの基本であるジャケットについて、カラー別に相手に与える印象はどのようなものなのか?を解説していきます。
ところで、働く女性のビジネススタイルの基本はジャケットだということは理解できるのですが、一体どのようなジャケットをセレクトすればいいのか?、分からずに悩んでいませんか?
ひと昔前のビジネスシーンでは、男女を問わずスーツスタイルがマストアイテムでした。セットアップのスーツさえ着ていれば、少なくとも相手に与える印象は悪いものではありませんでした。
ところが、今ではスーツスタイルに変わり、働く女性の間ではジャケットスタイルがその地位を占めています。確かに、ジャケット1枚を羽織っていれば、ビジネスのスペシャリストへと印象を変えてくれますよね。
でも、ちょっと待ってください。とりあえず、ジャケットさえ羽織っておけば良いと思っていませんか?ジャケットは多種多様、カラーもデザインも、本当に多くの種類が存在しているのです。
ジャケットはカラー毎に印象が決まっていて、人のイメージやビジネススキルの評価にまで影響を及ぼすほど、とても重要なアイテムなのです。だからこそ、適当に選べばいいというものではありありません。目的に合わせてしっかりと選べば、ビジネスシーンを演出してくれる格好のツールになるのです。
その為、相手にどのような印象を与えるかを知らずにジャケットを選んでしまうのは、本当に怖いことなのです。働く女性の場合、着ている洋服でビジネススキルまで判断されてしまうのは、納得のできないところではありますが、それが現実というものです。
この記事を読めば、ジャケットのカラー別に相手に与える印象が分かるようになります。普段、あなたが着る頻度の高いジャケットが、実際のところ、相手にどのように映っているのかを勉強していきましょう。
なお、働く女性でビジネスファッションに関する様々な情報を幅広くチェックしたいという方に、まとめ記事を作っています。気になる方は、下記にリンクを貼っておきますので、ぜひチェックしてください。
\ビジネスコーデ決定版/
【働く女性のファッションルール】
【働く女性の必須アイテム】ジャケットはロッカーの常備服
働く女性にオフィスで困ることを聞くと、身体の不調を挙げる人が多いことが分かります。肩こり、目の疲れ、腰の痛み、足の浮腫み、冷え性など、長時間に渡ってデスク作業を黙々とこなしていることで、どうしてもこれらの身体の不調が出てきてしまうようです。
オフィスで困ることの80~90%を、この身体の不調だけで占めてしまっているのですが、これ以外にも、必ずある一定数の人がオフィスでの困りごととして挙げるのは、「突然だけど、今日、会議に参加して欲しい」という業務指示だと言います。
そういう時に限って、オフィスカジュアルであることが多いのです。重要な会議にふさわしいと言えるファッションではありませんね。
つまり、こうした状況に対応できるのがキャリアウーマンの務めです。ジャケットさえ準備しておけば、特に何も考えることなく、お仕事コーデが一瞬で決まってしまうのです。
その為か、働く女性が口々に言うのは、「ロッカーにジャケットを入れておけば良かった」というフレーズです。
毎日、ジャケットを羽織ってオフィスに出勤するなら問題は無いのですが、その習慣がある人は少ないようです。
そうであるならば、やはりロッカーにジャケットを1枚くらい入れておくのは良い案です。常備薬ならぬ常備服として、ロッカーにジャケットを忍ばせておきましょう。毎日ジャケットを着る習慣が無くても、いざという時の為に常備しておくべきアイテムなのです。
働く女性がビジネスシーンで活躍できるジャケットのコーディネートの法則【カラー別演出術】
働く女性がビジネスシーンで活躍できる為には、ジャケットを着ることが何よりも効果的です。
今の時代では、ビジネスシーンでより活躍できる服装は、スーツスタイルではなく、ジャケットスタイルです。
コンサバ系のジャケットスタイルは、誰が見ても、「ビジネスにふさわしいコーディネートをしている」と判断されます。というのも、ジャケットを羽織るだけで、プロフェッショナルに見え、ステイタスが高いと見なされるからです。
その為か、統計を取ると、重要な会議にはジャケットスタイルで臨む方が過半数を超えるまでになっています。
それでは、働く女性がビジネスシーンで活躍できるジャケットは、どのようなものを選べばいいのでしょうか?
それは、ジャケットのカラーとデザインにこだわることです。洋服は、カラーとデザインによって与える印象が違うからです。
まずは、「相手にどのような印象を与えたいのか?」を整理しましょう。どのような印象を与えたいのかが決まれば、必然的にカラーとデザインが決まってくるものなのです。
逆に言えば、ジャケットのカラーで相手の印象を操作できてしまうので、自分のことをセルフ演出するのもおもしろいかと思います。
働く女性がビジネスシーンで活躍できるジャケットのコーディネートの法則ということで、カラー別の演出術をまとめました。ジャケット選びの際には、ぜひ参考にしてください。
ネイビージャケットのコーディネートの印象とは?
ネイビージャケットは、ビジネスファッションの基本コーディネートと言えるジャケットです。
例えば、シャツを何枚か買う時、まずはベーシックカラーのシャツを買ってから、他のカラーを選んでいきますよね?ジャケットを買う時も、この法則に従うべきです。
特に、ビジネスシーンにふさわしいジャケットを買う時には、1枚目のジャケットは、絶対にネイビーを買うべきです。
また、普段はビジネスカジュアルで、ジャケットを羽織る習慣がない場合、いざと言う時の為にロッカーに入れておくべきジャケットは、ネイビーをおすすめします。
ネイビージャケットは、親密で好意的な印象を相手に与えます。また、控え目な印象もあって、ビジネスシーンでは周囲への影響力を持つ最強アイテムです。
ジャケットの場合、ネイビーと同様にブラックもベーシックカラーですが、ブラックはコーディネートにスキルが必要です。ブラックジャケットは、中に着るシャツのカラーによっては、相手に不快な印象を与える可能性があります。
例えば、色調の明るいシャツをブラックジャケットの中に着ると、両極端のカラーの組み合わせになってしまうので、ビジネスシーンでは避けた方が無難なコーディネートになります。
ところが、ネイビージャケットでは、カラフルなアイテムと組み合わせても、上手にまとめてしまうパワーがあるのです。どのようなアイテムとも合わせやすいので、ビジネスシーンではかなり重宝するアイテムになります。
親密感+好意的+控え目+影響力
ブラックジャケットのコーディネートの印象とは?
ブラックジャケットは、ネイビージャケットと同様に、ビジネスファッションの基本コーディネートに位置するアイテムです。
その一方で、ブラックカラーは相手に自分の貫禄や風格を示すカラーです。その為、働く女性が普段使いのカラーとしては避けた方が無難です。ブラックジャケットを羽織った女性は、ビジネスシーンでは戦闘モードに映ります。相手への威圧感が際立つのです。
ただし、意図的にブラックジャケットを着る選択もあるのです。
例えば、重要なビジネスシーンで、相手に対して意図的に貫禄を出したい時、風格を見せつけたい時に選ぶと効果的です。
また、身長が低く、細身の女性なら、自分の姿を目立たせたい場合、意図的にブラックジャケットを選択すると効果的です。
いずれにしても、ブラックジャケットは自分を注目させるアイテムだと理解してください。
注意するポイントは、ブラックカラーのシャツの上にブラックジャケットを羽織るのは、相手を不快にしてしまう可能性がある点です。
また、ブラックジャケットにキラキラしたボタンが付いているものは、ビジネスシーンでは避けた方が無難です。
キラキラしたアクセントがあるブラックジャケットは、ビジネスシーンというよりはアフター5のイメージなのです。遊びのイメージがビジネスシーンにはふさわしくありません。
働く女性は、品格とたたずまいを重視できたら素敵ですね。
貫禄+風格+存在感+威圧感
ホワイトジャケットのコーディネートの印象とは?
ホワイトジャケットは、一般的にはベーシックカラーですので、基本のコーディネートとして取り入れることもあるかも知れません。
ホワイトジャケットは、ビジネスシーンにおいては、可もなく不可も無く・・・というのが結論です。
唯一のポイントとしては、ホワイトがベーシックカラーですので、基本的には他の色と合わせるのが楽だという点です。
既に、手持ちのアイテムの中にホワイトジャケットがあるのならば、そのまま着るのは問題ありません。ただし、今は手元に無く、ジャケットのレパートリーの中に加えようとしているのならば、それは止めた方が賢明な選択です。
ビジネスファッションというカテゴリーの中では、ホワイトジャケットがビジネスに与える影響は、特に何かあるわけではありません。手持ちが無いのであれば、敢えて購入する必要は無いと思います。
ビジネスには向かない
ライトブルージャケットのコーディネートの印象とは?
ライトブルージャケットは、ホワイトジャケットと同様に、可もなく不可も無くという印象です。
ホワイトジャケットとは違い、ライトブルーはベーシックカラーではありませんので、普段使いのレパートリーの中に加える程度のアイテムです。
ジャケット以外のコーディネートによって、よりカジュアル感が強くなる可能性もありますので、オフィスでのステイタスが要求される方にはおすすめできません。
今、ジャケットのカラーバリエーションの中にライトブルージャケットが入っていなければ、新たに購入する必要は無いと思います。
ビジネスには向かない!
ミディアムブルージャケットのコーディネートの印象とは?
ミディアムブルージャケットは、ビジネスシーンではよく見掛けるジャケットです。働く女性にとって、ジャケットのレパートリーに加えるべきアイテムのひとつとも言えそうです。
働く女性のビジネスファッションとして、ネイビージャケットと同様に使い勝手の良いアイテムです。というのも、ミディアムブルーは親近感を抱くカラーになりますので、効果的に利用すべきアイテムです。
ビジネスシーンで利用される目的は、圧倒的なパワーを見せつける為のアイテムではなく、相手とは戦う意志が無いことを示すカラーです。
注意するポイントは、ビジネスシーンで着られることが多いカラーの為、一般的には権力や威圧感があるような印象があるのですが、実際のところではそうではないということです。自分の意見に賛同してもらう場合や、協力を得たい場合に、ミディアムブルージャケットは効果的なカラーなのです。
働く女性がミディアムブルージャケットを着ると、親近感が沸き、周囲に人が集まってくるようになります。相手に威厳を与えることなく、円滑に業務を遂行する為に、選ぶべきジャケットなのです。その為、仕事の処理が効率的になり、業務遂行のプロフェッショナルという印象も加わります。
親近感+協力的+スペシャルリスト
ダークグレージャケットのコーディネートの印象とは?
ダークグレージャケットは、働く女性がセレクトするべきではないアイテムです。
ダークグレーは、ジャケットやスーツとして、一般的に多用されているカラーです。その為、誰もが何の疑いも無く、ダークグレーのジャケットを選ぶことができるのです。
ダークグレーは、ブラックほど鮮明で威圧感が無く、ビジネスファッションがピシッと決まる優秀なカラーです。一般的には、問題が無いカラーなのですが、周囲へのイメージに問題が出てしまうカラーなのです。
それは、スーツの様にセットアップでコーディネートしている場合に限っては問題が無いのですが、ジャケットのように、単品で羽織ってしまうと、その途端に周囲へのイメージは、スーツの上着だけを羽織ってきたと勘違いしてしまうことが判明したのです。
この周囲の勘違いは、働く女性にとってマイナスのイメージですよね。つまり、その女性のことを、周囲はおしゃれではないと見てしまうのです。
ビジネスファッションの在り方として問題があると判断されると、結果的にビジネススキルも同様だと判断されかねないのです。
また、ダークグレージャケットは、暗く、不気味な雰囲気が出てしまい、女性としての魅力を損ねてしまうことを理解しておく必要があります。
ただし、ほとんどの働く女性は、ダークグレージャケットを手持ちのアイテムに入れています。ダークグレージャケットを使用したコーディネート術を学ぶ必要があるのです。
落ち着き+曖昧さ+不気味な雰囲気
ライトグレージャケットのコーディネートの印象とは?
ライトグレージャケットは、ダークグレージャケットと同様に働く女性がセレクトするべきではないアイテムです。
スーツでライトグレーカラーを選んだ場合、教養があり、一定以上のビジネススキルを持ち合わせていると判断されます。
ところが、ライトグレージャケットの場合は、スーツの時とは逆のイメージを与えてしまいます。つまり、教養もビジネススキルも平均以下であると見なされてしまうことが分かっています。
特に、小柄で華奢、かつ色白な女性は絶対に避けるべきカラーです。恵まれない環境で育った感が際立ってしまい、同情を買うことに繋がってしまいます。これでは、ビジネス云々の話では無くなってしまうのです。
ジャケットのレパートリーのひとつにラインアップしたいからといって、迂闊に手を出してしまうと、それだけでビジネスチャンスを逃してしまう可能性もあるカラーなのです。
ライトグレージャケットは、わざわざ危険を冒してまでもチャレンジするカラーではありませんので、これから新たにジャケットを購入しようと考えている時は、他のカラーを選んだ方が賢明な選択と言えるでしょう。
教養不足+ビジネススキルの未熟さ+同情
グレーベージュジャケットのコーディネートの印象とは?
グレーベージュジャケットは、働く女性が着ているジャケットのカラーの中で頻繁に選ばれているカラーです。
結論として、淡色のジャケットを手持ちのアイテムに追加したいのなら、迷わずにこのグレーベージュのジャケットを選ぶべきです。
まず、コーディネートがしやすいので、働く女性の味方になるカラーです。というよりも、組み合わせで合わないカラーが無いというくらい、万能カラーなのです。
グレーベージュは、女性の魅力を引き出し、期待以上の評判や評価を得られる効果があります。グレーベージュジャケットを着こなせるようになると、プロフェッショナル感が出て、ステイタスのある女性を演出できます。
また、優しさや協調性もあって、誰からも好かれるイメージから、ビジネスに良い影響を与えるカラーだと言えます。
注意するポイントは、クオリティーにこだわることです。安価なアイテムを選んでしまうと、グレーベージュカラーが持つイメージを低減させてしまいます。
これは高価なものを選ぶということではなく、雰囲気、感触、ハンガーに掛けたイメージ、シルエット、鏡に映った印象など、トータル的に見てのクオリティーです。
グレーベージュジャケットは、たった1枚で存在感のあるアイテムです。慎重に選びましょう。
好感度+優しさ+プロフェッショナル+女性の魅力
ブラウンジャケットのコーディネートの印象とは?
ブラウンジャケットは、働く女性がジャケットのカラーバリエーションの中に配置してもおもしろいカラーと言えます。
それは、女性らしさをアピールできて、周囲へ与える印象もバッチリなカラーだからです。そして、温かく包み込んでくれるような印象と、安心感があるのです。
ブラウンのジャケットは、医者、カウンセラーなど、相手に安心感を与える必要のある職業に就く女性にふさわしいカラーです。
反対に、営業や組織マネジメントの職位にあるような人には向かないカラーです。顧客の購買意欲を刺激したり、部下のモチベーションを上げたりするのに、ブラウンジャケットは向かないのです。
よりジャケットのカラー効果を引き出すには、ミディアムブラウンがおすすめです。ハッキリとしたブラウンカラーというよりは、ややベージュ寄りのミディアムブラウンの方が、カラーの主張感が抑えられ、より印象が良くなります。
好印象+安心感+信用・信頼感
【まとめ】ジャケットは働く女性の必須アイテム
いかがでしたか?
この記事では、働く女性のオフィスコーデの基本であるジャケットについて、カラー別に相手に与える印象はどのようなものなのか?を解説してきました。
働く女性にとって、ジャケットはビジネスの必須アイテムです。オフィスカジュアルであっても、その上にジャケットを羽織るだけで、できるビジネスウーマンにあっと言う間に変身できるのです。
注意するポイントは、ジャケットの色、カラーです。もちろん、素材も大事ですね。
ジャケットのカラーで相手のイメージをコントロールできるなんて驚きですが、そのほどカラーの影響力は偉大だってことですよね。
明日からは、ジャケット1枚を更衣室のロッカーに忍ばせておきましょう。いざと言う時に、あなたを助けてくれるツールになるはずです。
ぜひとも、ジャケットを効果的に使用して、ビジネスシーンを演出できるように何度もこの記事を読み返してくださいね。