ファッションアドバイザーのかずやんCOOです。
今回は、お仕事コーデが田舎くさいと言われてしまう理由について解説します。
ところで、自分は仕事用のコーディネートが田舎くさいと悩んでいませんか?
「今日こそ!」と気合いを入れて洋服選びをしたものの、鏡に映った自分の姿を見て、「どこかパッとしていないな・・・」とか、「ちょっと違うな・・・」とか、ちょっとした違和感を感じることもあるかと思います。
一般的に、ファッションが洗練されておらず、コーディネート全体のバランスが崩れていると、田舎くさいと言われてしまいますよね。
それでは、ファッションが田舎くさいと言われてしまう原因はどこにあるのでしょうか?
その原因が分からず、自分が良いと思ったファッションの形を取り入れ続けていること、その行為こそが田舎くささから抜け出せなくなる原因なのですが・・・。
この記事を読めば、お仕事コーデが田舎くさいと言われてしまう原因を知ることができます。
まずは、「どういうコーディネートが田舎くさいと言われてしまうのか?」ということを理解しなければ、田舎くさいコーディネートから抜け出せませんからね。
一番怖いのは、自分が知らず知らずのうちに田舎くさいコーディネートを選んでいて、自分がそのことに気がついていないことなのです。そうならない為に、この記事で勉強していきましょう。
なお、通勤用やオフィス用など、ビジネスシーンの洋服選びに関する悩みを解決したい方に向けて特集ページを作ってあります。「ビジネスコーデに失敗する理由」や、「ビジネスにふさわしいジャケットの選び方」などをチェックしたい方は、下記にリンクを貼ってありますので、そちらかからお進みください。
\ビジネスコーデ決定版/
【働く女性のファッションルール】
田舎くさいとは?
お仕事用の洋服のコーディネート、いわゆるビジネスファッションは、本当に難しいですよね。
自分の中では、「ユニクロをメインにして、あとはジャケットがあれば見映えは問題ないかな・・・」という感覚なのですが、実際にはそうはいきませんね。
多くの働く女性がビジネスコーデで気にするポイントは、「田舎くさい」感じになるのは避けたいというところです。
この「田舎くさい」というキーワードは、実際にはどのようなイメージで使われていることが多いのでしょうか?
その意味合いをはっきりとさせて、言葉の解釈を読み解くことが、田舎くさいファッションを選ばないポイントになりそうです。
田舎くさいという言葉を辞書で引くと、次のような意味が出てきます。
言葉、態度、服装、味などが、いかにも田舎のものという感じで、洗練されていない。野暮ったい。泥臭い。
引用:コトバンクより
服装が田舎くさいという表現は、辞書に載るくらい正しい日本語なのですね。
この田舎くさいという言葉は、ファッション業界で解釈されている意味合いは、「洋服選びがコーディネート全体で考えられていない」ということになります。つまり、洋服を単体ごとに選んでしまっていて、全体の調和が取れていない視野の狭いコーディネートを指すのです。
ここで、洋服を購入するシーンを考えてみましょう。
例えば、シャツを見て、デザイン性や色合いが好みで即買いしてしまったとしましょう。実は、このシャツを購入する行為自体が、田舎くさいコーディネートの原因ですね。
今、家のクローゼットの中にある、あのパンツとのコーデなら合うかな?と考えた上でシャツを購入したなら問題ないでしょう。
ところが、ほとんどの人は手持ちのアイテムとの調和を考えることなく、出逢った洋服の魅力に負けて購入してしまうことが多いのです。
何も考えずに、「かわいいから」、「デザインが気に入ったから」という理由で衝動買いしてしまっていたら、雰囲気がダサいイメージになってしまうのは想像できますね。
この雰囲気がダサいことを、野暮ったいともいうのです。勘違い感がにじみ出ているコーディネート感とも言えるでしょうか。
シャツスタイルの上に羽織っているジャケット、上質なワンピースに合わせたバッグ、パンツスタイルの足元の靴・・・。
これらのジャケット、バッグ、靴も、アイテム選びは重要です。
「コーディネート全体のイメージを壊してしまうアイテムがセレクトされてしまっている状態」こそが、周囲に田舎くさいと思わせてしまうポイントですね。
あなたにも、経験がありませんか?
そして、友達や同僚のファッションで、「あれっ?」という違和感を覚えたことはありませんか?
その違和感を、あなたも周囲の人に与えてしまっているかも知れませんよ。
田舎くさいと言われてしまう典型的なビジネスファッションとは?
ビジネスファッションでは、田舎くさいイメージを与えないコーディネートを目指す必要があります。「田舎くさい」の反対の意味を持つ言葉は、「都会的」、「洗練された」になるでしょう。
つまり、あなたは、都会的で、洗練されたファッションを目指せばいいのです。
それでは、田舎くさいと言われてしまう典型的なビジネスファッションとは、どのようなものを指すのでしょうか?
ここでは、田舎くさいと言われてしまう典型的なビジネスファッションのイメージを幾つか挙げたいと思いますので、チェックしてみてください。
【田舎くさいコーデの典型的な例①】コーディネート全体の調和が取れていない・・・
ファッションは、感性の部分が大きいので、人によって解釈が違ってしまうのは仕方が無い部分でもあります。
ただし、コーディネート全体の調和が取れていないのは問題があります。
例えば、シャツやパンツはコンサバ系でしっかりとまとめているのに、フェミニン系のデザインのシューズをセレクトしてしまっている女性がいます。
また、ビジネスシーンにふさわしいジャケットスタイルで決めているのに、カジュアル系のバッグをセレクトしてしまっている女性がいます。
たったひとつのアイテムが、全体のコーディネートの調和を崩してしまっていることがよくあるのです。
ファッションアイテム以外にも、コーディネートの調和を崩してしまうポイントとして、髪の毛やメイクがあります。
髪の毛は、まとめ方、長さ、カラーひとつで、コーディネート全体のイメージに与える影響は大きいのです。
メイクもそうですね。ナチュラル、艶っぽ、ヘルシーなど、メイクの種類によって、コーディネート全体のイメージに影響を与えているのです。
働く女性のビジネスファッションは、仕事の成果に大きな影響を与えてしまうと言われています。男女平等と言われてしばらく経ちますが、実際のところ、多くのビジネスシーンでは男性優位の立場は変わりません。ビジネスシーンでの男性目線は、女性の着ている洋服がその女性のビジネススキルの評価基準を決定しているという研究データがある程です。
全体の調和が取れたコーディネートができるようになるには、ファッションセンスが必要です。
その方法論は、別の記事で説明しています。まずは、田舎くさいと言われてしまうのは全体の調和が取れていないコーディネートに原因があるということを覚えておいて欲しいと思います。
なお、ビジネスファッションのセンスを磨く方法は、別の記事で紹介していますので、気になる方は下記のリンクからチェックしてみてください。
\ファッションセンスを磨く方法/
【田舎くさいコーデの典型的な例②】コーディネートをがんばり過ぎている・・・
日本人は、真面目さが国民性です。「ちゃんとしなきゃいけない!」と、何においてもがんばり過ぎてしまいます。
この国民性は、ファッションについても同じことが言えそうです。
「仕事にいくのだから、身なりをしっかりと整えなければいけない!」と意気込んでしまうのです。
もちろん、身なりをきちんと整えることは大切です。何と言っても、人の第一印象はたったの3秒で決まってしまうからです。メラビアンの法則では、視覚情報がその人の第一印象の55%を占めると言われています。
「おしゃれをしなきゃ!」と張り切るものの、コーディネートをがんばり過ぎている感じが出てしまうと、結局垢抜けないのです。
コーディネートをがんばり過ぎてしまうのは、おしゃれは着飾ることだと勘違いしてしまっているからですね。逆に、盛り過ぎて周囲から浮いてしまうのです。
ファッションで垢抜けないとは、田舎くさいと同じ意味に使われます。
コーディネートをがんばり過ぎていると、垢抜けない可能性が高いのです。周囲には、違和感しか残らないのです。
【田舎くさいコーデの典型的な例③】地味でシンプルなコーデに寄り過ぎている・・・
ビジネスファッションに対して、苦手意識を持ってしまうと、地味でシンプルなコーデに寄り過ぎてしまうことが多くなります。
メディアや雑誌などでは「おしゃれとは?」という特集で、デザインが凝っていておしゃれ感が強いとか、柄物がおしゃれだとか、綺麗で鮮やかな色合いがおしゃれだとか、記事に書かれている内容を鵜呑みにしてしまうので、結局自分には似合わない雰囲気が出て、田舎くさいイメージしか残らないのです。
何らかの形でコーディネートに失敗してしまった経験があると、ほとんどの女性は地味でシンプルなコーデに寄り過ぎてしまいます。
シンプルなコーデは、スッキリとしていて印象は悪くありません。
また、地味なコーデは、地味という言葉を使っているので、何となくダサいイメージを与えてしまいますが、本来は派手さが無く、シンプルなコーデを指しますので、こちらも悪い印象はありません。
最近では、地味というとダーク系のカラーでまとめられている、シンプルというと単色でまとめられているコーディネートの意味合いで使われることが多いようです。
地味でシンプルなコーデであれば、洋服選びで失敗する確立はグーンと減るのです。その為、洋服選びで失敗した経験があると、どうしても地味でシンプルなコーデに寄り過ぎることになります。
あまりにも、頻繁に地味でシンプルなコーデばかりをセレクトしてしまうと、その言葉の通り、地味でシンプルなイメージばかりが残ってしまうのです。
結果として、その女性は田舎くさい、野暮ったい・・・と言われてしまうことになるのです。
地味でシンプルなコーデは悪くはないものの、地味でシンプルなコーデに寄り過ぎていると、ファッションが洗練されていないということになってしまうのです。
ファッションの感性は生まれ育った環境が影響する
人の感性は、その人が生まれ育った環境が影響するのは有名な話です。人の感性は、生まれ育った環境で身に付くものなのです。
人がファッションについて考える時、必ずその人が持つ感性でコーディネートを考えます。これが事実ですね。
例えば、推しの女優さんやインフルエンサーのファッションを真似しようとしても、100%イメージ通りにはいきません。もちろん、スタイルや雰囲気などが違う為、絶対一緒にはならないのですが、雰囲気だけでも合わせたいと思っても中々そうはいきません。
これは、その人の持つ感性が原因です。ファッションの感性は、その人が生まれ育った環境が影響する例です。
生まれ育った環境は、人によって違います。何もかも、すべてが一緒だという人はいないでしょう。だから、感性も人によって違うのです。
生まれ育った環境が、地方の自然豊かな場所だったとしたら、ゆったりとした服装、シンプルな動きやすい格好を好むことが多いことが分かっています。いわゆる田舎の雰囲気というヤツですね。
逆に、都心のアスファルトに囲まれた環境で育った場合には、比較的ピシッとしたシャツスタイルなどを好むようです。
このあたりは、何となく想像できますよね。
もちろん、すべてがそうであるということではなく、周囲の環境によってセレクトする洋服が違ってくるということなのです。
これは、今の東京を見てみればよく分かることです。
東京に住む人口の割合を見ると、東京生まれの東京育ちの人は全体の55%程度、地方出身者は全体の45%程度です。
東京で街を歩く人の服装を見ていると、実に様々なスタイルをしています。でも、注意深くコーディネートをチェックしてみると、意外と東京出身者と地方出身者の違いが分かるものです。
地方出身者のコーディネートが洗練されていないということを主張しているわけでなはく、「生まれ育った環境で身に付いた感性が洋服選びに表れる」ということを理解する必要があるということなのです。
地方出身者で、地方から東京に観光に出掛ける時、特に女性なら、「東京はおしゃれな街だから・・・」と気合いを入れて洋服選びをしてしまうと、周囲から浮いていることがあるでしょう。
その感覚が、そういうことなのです。
大量の洋服に囲まれていると洗練された洋服選びができない
通勤用の洋服や、オフィスでの洋服を毎朝考えるのは、本当に大変ですよね。
このような大変な思いをしてしまうのは、実は根拠のない思い込みが原因です。働く女性の頭の中には、「毎日違う洋服を着なければならない」という思い込みがあるのです。
この思い込みが原因で、洋服選びに日々の着回しを重視してしまうと、ファストファッションや量販店の安価な洋服を大量に買い込んでしまいます。その結果として、家のクローゼットの中は微妙な洋服ばかりで溢れかえってしまうのです。
大量の洋服に囲まれている状態では、洗練された洋服選びができません。これでは、変なコーディネートで出掛けることになってしまいます。毎朝、クローゼットの中にある大量の洋服の中から、今日着る洋服1着を上手にセレクトするのは無理ですよね。
毎朝、洋服選びに迷う女性に試してみてほしいことは、クローゼットの中にある大量に埋もれた洋服を思い切って整理することです。
洋服の断捨離をすると、女性の多くはあることに気付きます。それは、「以前より、洋服選びに迷わない」ということです。
そして、更に洋服の断捨離の効果を実感するようになります。
洋服が少なくなると、同じような洋服を着ることが多くなります。その為、周囲に「いつも同じような洋服ばかりを着ている」と思われないかとビクビクしてしまいますが、そのようなことはありません。意外と他人は自分の洋服に注目していないということに気付きます。
それよりも、周囲からは、以前よりもおしゃれだと言われることが多くなるのです。平日の5日間に毎日違う洋服で変化を見せるより、2~3種類のコーディネートを1~2日置きに着た方がおしゃれな印象を与えるようなのです。
これは、毎日のコーディネートに変化を出す為に、量を重視した結果、自分には似合わない洋服も選ばなければいけない状況に自ら追い込んでいたからなのです。
それよりも、洋服を必要最低限のものに絞ったことで、手元に残った洋服はすべて自分のスタイルに似合ったものばかりになったのです。自分のスタイルに似合った洋服なので、周囲からの印象はバッチリですよね。
これが、大量の洋服に囲まれていると洗練された洋服選びができないというロジックなのです。
自分に似合わない洋服をセレクトしている時点で、あなたは周囲から、例外なく、田舎くさい、野暮ったいと思われているはずですよ。
【まとめ】田舎くさいファッションとは何なのかを知ろう
いかがでしたか?
田舎くさいファッションとはどういったものなのかを理解できましたか?
働く女性の洋服選びは、奥深く、本当に難しいものです。
でも、自分に似合った洋服を選ぶコツさえ分かれば、ファッションを楽しむことができるようになります。
当ブログには、働く女性が自分に似合う洋服を選ぶ為の様々なコツが散りばめられています。
ぜひ、チェックしてみてください。